-----------------------------------------------------------------------------2010.1.16

皆さんご無沙汰しています。

慌ただしく過ぎる毎日にクリスマスも過ぎ、年も明けてしまい、また日々
の生活に戻った方も多いと思いますが皆さまいかがお過ごしでしょうか?

学んでいた学校で助手として働いた去年の半年は、息をつく暇もなく怒濤のように毎日が過ぎていました。。。。。
しかし、そんな中であってもクリスマスだけは、その雰囲気を十分に感じることができました。


こんなに大きなツリーが飾ってあったり。
ヨーロッパ出身の子たちはワクワクしながらクリスマスの思い出などを話してくれるし。
日本人のお正月を迎える感覚に近いものを覚えます。

友人の一人と話したところ、その子の家は毎年家族や親戚が集まり
伝統的にクリスマスを過ごすそうです。
また、その頃に開催されるクリスマスマーケットも楽しみの一つとのこと。

近所でもクリスマスマーケットが開催されていたので行ってみました。

着いてみると多くの人でにぎわっていて、様々なオーナメントが売られています。
店員さんがサンタの帽子を被っているのクリスマスならではですね。



クリスマスリースも可愛らしくセンスの良いものがたくさんありました。


またマーケットには移動式の観覧車が設置されており、中央にはサンタの味のある笑顔。
そしてこの観覧車けっこう回転が速いんです。


それよりも驚いたのが、焼かれているソーセージです。
とっても大きくて、ひとつ食べればお腹がいっぱいになるくらいです。


隣にあるパンが、むしろ添え物のように見えます。


食べた後はホットワインを飲んで、デンマークらしいクリスマスまでの一日を
体験したある日の午後でした。



実は助手としての仕事も無事に終わり、デンマーク滞在はここで一区切りになります。
またデンマークへ行く機会があればいいなぁと思いながら日本に帰ってきました。

今後は、不定期になりますがデンマークでの思い出を綴っていけたらと思います。

ブログを読んで下さった皆様、本当にありがとうざいました。



Siori


-----------------------------------------------------------------------------2009.9.29

新しいタームが始まってからあっと言う間にもう10月がすぐそこまで来てしまいました。。。。

今度は助手として新学期を迎えて、気分も新たに頑張るぞ!と思っていたのが
昨日のように目紛しい毎日を送っています。


先日、学校で新しい生徒と北シェランド島に遠足に行ってきました。
まず、向かったのがターナ美術館(Tegner Museum& Statuepark)

デンマークでは有名な彫刻家だそうです。
興味深いのは彼の作品だけではなくその背後にあるストーリー。

まずは美術館についての話。外観はこのような感じです。


広がる草原にドカンと佇む、コンクリートの塊。。。という言葉が合いそうなとてもミニマムな外見です。
1938年に建てられたのですが、当時としては斬新すぎたらしくあまり好評ではなかったのだそう。
入り口の隣にある綺麗な女性像は奥さんをモデルに作ったものです。


その奥さんはとても綺麗なだけではなく才識もあり、なんといっても大富豪だったのだそう。
そんな奥さんの愛情と資金援助を受けつつ、彼は巨大な作品を次々と作っていきます。


彼の作品の特徴はとても荒々しいものからエレガントなものまでの幅が広い事。
ちなみに自画像によると、こんな外見だったそうです。


そしてその後にフレデリスクボー城へ行きました。


さすがヨーロッパのお城というくらい装飾がすばらしく、とくに教会は圧巻です。



またお城の庭も左右対称に模様を描いてあり、おとぎ話に出てきそうな風景でした。


遠足といっても、一人の芸術家の人生からデンマークの貴族の生活を感じることのできた旅でした。



siori


-----------------------------------------------------------------------------2009.8.13

こんにちは。

ちょうどお盆休みの頃ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?


今回は、デンマークの友達の家からちょっとお出かけした旅行の話です。

Ribeという名前の街に行ったときのこと。
電車から降りるとすぐに広がる真っ青な晴天と眩しい位の緑。


デンマークの街並みはどの街を見ても可愛いと思うのですが、この街は格別です。
本当に街並みが絵になるほどに素敵です。

家の前には赤やピンク、黄色いバラが咲いていて眺めていてうっとりしてしまうほど。


また歴史的な背景があるのか、家の玄関扉が装飾されていてとても芸術的です。
一軒一軒異なるので、歩いているだけでも楽しくなります。



途中で、可愛らしい鉢植えを見つけたり。


そしてRibeで有名な大聖堂も訪れてきました。


遠くから天井のモザイクを見てみるとカラフルでキレイ!

どんな模様なのか気になり、近くに行って見ることに。


しかし近づくにつれて、ん??? あれ??これ何の絵?
「?」が頭の中でぐるぐる回ってしまいました。
モザイクで作られていた絵はこのようなものでした。



個性的なキャラクターたち。タマネギのような頭の子もいます。


協会と何の関係が...? サインがあるしアーティストが作った作品みたいだし。
作られてから歳月を経ているらしいのですが、現代アートのようなこの作品に疑問が募ります。

でもある意味、調和を感じさせてくれるような。。。??
なぜこの絵になったのかとっても気になります。

それはともかく、階段を昇って上まで行ってみることに。
結構キツかったです。。。さすがは大聖堂。

しかし大聖堂の一番上から眺める街の景色はとても穏やかで
ゆっくりとした時の流れを感じさせてくれました。





siori


-----------------------------------------------------------------------------2009.7.18

こんにちは。sioriです。

今、日本に帰って来てます。暑いです。すっごく暑いです。
でもこんなに太陽の光を浴びれるのはデンマークに帰ることを思えば嬉しいかも。。。
でも。。。暑いです。。。

今回は、帰国する前に行ったレゴランドのお話です。
ずっと行きたかったのですが、やっと行くことが出来ました。

ユトランド半島の方にあるので、コペンハーゲンから行こうとすると
電車で結構時間がかかるのです。(3時間~4時間位)

でも今回はユトランドに住んでる友達の家からバスで1時間程で行けました。
バスの中から外を眺めていると、HOTEL LEGO LAND の看板と共に
大きなレゴ人形が手招きをしています。


テンションが上がってきます。

入り口もチケット売り場もまるでレゴで出来ているかのようです。
あの人形達もレゴブロックでちゃんとできています。



中にはレゴで出来た世界の街並みに、小さな車や電車が走っていたりと夢いっぱいで心が踊ります。



あのアンデルセンもレゴで出来ています。隣のゴミ箱まで可愛らしいです。


ヴァイキングにちなんだアトラクションもあったりとデンマークらしい一面も。

乗る前の順番待ちの列の横には子供達がレゴで遊べるコーナーが設置されていて考えられてるなぁと感心。
でも、場所的には大人が入って遊ぶにはちょっと勇気がいると思います。。。



ちなみに水族館までもレゴの世界でいっぱいです。


レゴショップもあってレゴの世界を堪能できる一日でした。



レゴ好きな方は是非一度行ってみてはいかがでしょうか?



siori


-----------------------------------------------------------------------------2009.6.15

今ルイジアナ現代美術館でちょうど「green achitecture for the future」
という環境についての展示が開かれています。

つい先日から始まったばかりなので、早速行ってきました。


ルイジアナ現代美術館はデンマークのガイドブックには必ず載っている、とても有名な美術館。
展示内容もさることながらロケーションも魅力のひとつ。
美術館の庭からは海を見渡すことができます。

庭が広いのでピクニックに来る人も多いんだとか。
お昼寝している人もいたり。。。

このモニュメントもこの美術館を代表する作品の一つです。



私が一番感心したのが子供のためのブース。

展示会場の途中にあるので、子供の想像力や創作意欲が湧いたまま制作することができます。
棚には子供たちの作った傑作が並んでいます。


デンマークの巨匠ヤコブセンの椅子も子供サイズです。
頻繁に通っていたら将来すごいアーティストになりそうな予感がしませんか?


さて今回の展覧会について。

タイトルが「for future」というだけあり世界各国から様々な提案が展示されています。


見応えが充分にあり、熱心に模型や説明を見ている人々でいっぱい。

なかには、写真を撮るのに集中している姿も。



また、とても感心したのが統計率などの展示方法。

統計率とちょっと聞くと、固くて専門的でじっくり見ているのはちょっと。。。。という感じがしますが
この展示方法は楽しみながらイラストを見る感覚で学べます。



2050年にはこんなに人口が多くなるんですって!!驚きですね。

展覧会を見終えた後、庭に出ればとても素敵な景色が広がっていて
図らずとも自然を体で感じことができる。。。

デンマークの人々がこの美術館がお気に入りなのがなんだか分かりました。





siori


-----------------------------------------------------------------------------2009.5.27

こんにちはsioriです。


最近天気の良い日が続き、外に出るのがウキウキしてしまいます。

冬の間には全く見ることの出来なかったオープンカフェも多く見られるようになりました。



オープンカフェだけでなく、青空の下、公園や野原で食べるのもピクニック感覚で気持ちの良いもの。
私は友人とパンを買って公園でくつろぎながら食べました。
友人が食べていたのは、日本でいう「ダニッシュペストリー」


しかし、デンマークでのこのパンの名称は「Wien brød」「ウィーンのパン」という意味になります。
デンマークを代表するパンだと思っていたのに、ウィーンのパンだなんて。。。
意表を突かれた感じでした。

それはさておき、この間ふと立ち寄ったカフェがとても素敵だったので紹介したいと思います。

østerport駅の大通りからちょっと入った裏通りにあった「riccos」というカフェ。
コーヒー豆が描かれた外装がとても可愛らしく、主張し過ぎず建物にも馴染んでいます。


中に入ってみると壁には手書きのメニュー表が。
chaiの文字が可愛いですね。



またお店のロゴが入ったカップも可愛いです。
奥にあるチェアがレトロな感じで素敵です。


作家のエキシビジョンもやっていたり。。。


私はハーブティーとチキンサンドを頂きました。



大通りのオープンカフェで、友人とお喋りしながら食べるのも楽しいけれど
このような裏通りの小さなカフェで、一人でのんびりと食べるのも
Hyggeな時間の過ごし方だと感じました。



Siori


-----------------------------------------------------------------------------2009.5.13

こんにちは、sioriです。

coco-varieさんがデンマークに来られた際にコペンハーゲンでにお会いすることができました。
北欧についての話をたくさんすることができてとても楽しい時間を過ごすことができました。
coco-varieさんありがとうございます。


では、今回はデンマークの図書館についてのお話。

先日、地元の市立図書館に行ってきました。
図書館といっても本を借りるだけではなく、コミュニティーセンターの役割を果たしているそうです。
入り口近くには、デンマークの作家の作品が飾られておりギャラリーのような雰囲気です。


ランプはもちろんダニッシュデザイン。ポール・ヘニングセンのランプが順序よく並んでいます。


コーナーの一角にはヤコブセンの「AJ」ライトと椅子はスウェーデンの
ブルーノ・マットソンの「Eva」がさりげなく置かれています。



市立図書館ながらインテリアがおしゃれな点に、デンマークのデザインへの関心の高さが伺えます。
今図書館が抱えている問題は、若い世代の本離れだそうです。
なのでどうにか、若者にもっと図書館を利用してもらうようにいろいろ工夫しているのだとか。
流行のDVDやCDを置くのはもちろんのこと、ワークショップを催したりもしています。
そのなかで驚いたのが、ゲーム機が若者向けのコーナーに置いてあること。
消音になっているのですが、その一角だけ図書館とは思えない雰囲気です。


子供コーナーには「foridrezonen」という、子供達が本に夢中になっている間
待ってる親のためのスペースがあるのにも感心しました。



パペットも置いてあり、棚の高さも全体的に低めになっていて子供たちが本を取り易くしてあります。
このようなかわいい絵本たちが並んでいます。



ちなみに私のお気に入りのイラストはこれです。
タイトルのEROBRERNEは戦争の勝利者という意味。
兵隊が行進している姿がとても愛らしいです。



私のような留学生でも学校の書類を持って行きカードを作ると一週間借りることができます。
日本ではなかなか見ることの出来ないデンマークの本を借りに
天気の良くなった今、頻繁に図書館に通おうと思います。


siori


-----------------------------------------------------------------------------2009.4.13


こんにちは。sioriです。

今日までデンマークはイースター休暇なのですが、金曜日にはほとんどのお店がお休みになります。

土曜日には開き、また日曜日はお休み。

食料品店までも閉まるので、デンマークの地方出身の子によると
食べ物を買い忘れると大変なことになるのだとか。

土曜日はお店が開くので、友人とともにスェーデンのマルメに行ってきました。


広場にはイースターにちなんで、大きな卵のオブジェが設置されていました。
子供達の描いた絵がモチーフになっているそうです。

またデンマークではイースターのディナーにはラム肉を食べるのが習慣だとか。

そして、それぞれの家庭で友人を招いてディナーを楽しんだりするそうです。
学校でも生徒と先生で1時間半の長いディナーを楽しみました。
もちろんラム肉を美味しくいただきましたよ。

そして話はこの間の春休みに行ったチェコのプラハの話に。
友達の一人がプラハ出身なのでその子の案内でプラハ観光をしてきました。


イースターの前だったのでマーケットには可愛い木のおもちゃに並んでいろんな
イースターの卵が売られていました。
色や模様も様々でどれにしようか迷うほどです。

ところで、その卵達より気になってしまったのが、チェコのイースターの風習です。
友達曰く、男性が木の枝で出来たムチをもって、女性のお尻をたたくそうです。
たたかれた女性はプレゼントをその男性にあげるのだとか。。。

冗談だと思っていたら、ちゃんと木のムチが売られていました。

先端には可愛くリボンが付いています。


同じヨーロッパといえども、イースターの風習もところ変わればだと学びました。


siori


-----------------------------------------------------------------------------2009.3.14

こんにちは、sioriです。


この間デンマーク人の友人からお菓子をもらいました。

一見チョコレートケーキのようなそのお菓子は"Fløde boller"という名前で直訳するとcream ballという意味だそう。

メレンゲクリームをチョコレートでコーティングしてあります。
ココナッツが上にトッピングされているものもあり大きさは大人のこぶし位あります。


彼女の大好物だそうで、是非デンマークのお菓子を食べてみて!と言われました。


食べてみると外のチョコレートは薄くぱりぱりして、中に入っている雪のように
白いメレンゲはしっとり甘くコーヒーや紅茶の時のお菓子としてとても良さそうな感じでした。
スーパーで12個入りのFløde bollerのパックを簡単に手に入れることができます。
メーカーによってパッケージの絵が異なるので、それを眺めるのも楽しみのひとつです。
もちろんお菓子屋でもFløde bollerを見かけることができます。


この間はサラリーマン風のおじさんが買っているのを見ておもわず微笑ましく見入ってしまいました。
大人からも愛されているお菓子なんだと実感しました。

また最近はイースターが近いのでウサギの形のチョコレートをよく見かけます。


写真のウサギはちょっと怖めな笑顔が印象的。。。。

イースターを日本で祝ったことがないので、どんなことがあるのか ウキウキしながら最近過ごしています。


siori


-----------------------------------------------------------------------------2009.2.27


はじめまして、sioriと申します。

今、私はデンマークのフォルケホイスコーレというデンマーク特有の国民学校に留学しています。
大学時代は環境デザインというものを学んでいました。

なぜ北欧のデンマークに行こうと思ったのかというと、在学時代に出会った一つのデンマーク語の言葉でした。

その言葉は「HYGGE」

意味は「人と人のふれあいから生まれる、温かく居心地の良い雰囲気」とのこと。
この言葉を一言で表現できるこの国で実際にどういうものか自分で感じてみたいと強く思いました。

デンマークはエコロジーや福祉制度でも有名な国。
人々のHYGGEな時間の作り方の工夫がいろんなところに詰まってるはず。
そんな思いにかられ、留学を決意しました。


実際にデンマークに来てみると、日本でずーっと育ってきた私から見たデンマークの
文化はカルチャーショックや驚きの連続。
日本にもあったらいいのにと感心するものもあれば、小首をかしげるものもあったり。。。


そんな私の視点から見たデンマーク文化やデンマーク人から聞いたHYGGEな空間の作り方
コーディネート術をこれからお伝えしていきたいと思います。よろしくお願いします。


まずは、デンマークの人々のファッションについて。


デンマークの街を歩いていて感じる事は、道行く人々が
みんなグレーか黒の色を身にまとっていることが多いことです。

また、北欧と言うだけあって寒いのでニット帽もかかせません。
北欧の人の髪や肌の関係かあまりベージュの色を見かけることがあまりありません。

あまり色を使わなくてもおしゃれを楽しんでる、流行に流されすぎない人々の
雰囲気がレンガ作りの町並みと合っています。

デンマークに来てから、黒が好きになりました。


siori